男の着物
日本には、着物と言う素晴らしい衣裳が有ります。
女性も男性も、日常的に着物を着なくなって久しく、着物を着て街を歩いていると、至る所で人々の視線を感じます。
混雑した都内にいる時には、別段気に掛ける事もないのですが、人の少ない場所にいる時には、はっきり視線を感じてしまします。
好意的な視線であっても、見られていると思うと落ち着きません。
電車を待つ時には、できるだけ人目につかない場所にいる事が多くなってしまいました。
息子は、大学時代から部活OB会のパーティーには、羽織袴で出かけていました。
今回後輩の結婚式に招待されて、羽織袴に着替えて出かけると言う瞬間?をとらえました。
彼は六才の時から剣道をしていますので、袴さばきが非常にきれいです。
体が引き締まっていますので、若者らしいすっきりした形が爽やかです。
男の着物は、お腹の出ている方が似合うと言われますが、羽織袴のスタイルにお腹の出具合を考える必要はありません。
襟元を奇麗に合わせ、腰ひもをずれない様にきっちりと結び、帯を締めて袴を着けます。
写真で息子が身に付けているものは、大島の対(着物・羽織)に米澤平の袴です。
出かける前で、まだ羽織は着ていませんが、、、
それから、息子の物で、調達に困った物がありました。
足袋です。予想外でした。
足首が細すぎて、既製品が全く合わなかったのです。
そんな訳で、足袋は<めうがや>さんに特注しました。
足を計り、その人に会った足袋を丁寧に仕立ててくれました。
<めうがや>さんでは、最初は六足からの注文になります。
次からは、三足から注文を受けてくれます。
和服の場合男物は、女物と違い対丈に仕立てます。
ですから、洋服と同じように身長が違うと貸し借りができません。
着物には、いろいろな制約があり、洋服の様に自由な着方がなかなかできません。
それが、現在の着物離れにつながった、原因の一つでもあるのかも知れません。
その、着物離れのせいでしょうか?
着物という言い方ではなく、日本の伝統的な衣装という言われ方をされる時が有ります。
着物は、日常着ではなくなりましたので、着物という言い方から伝統衣装という言い方に、代わって行くのかも知れない、と思いました。
時代の自然な流れなのでしょう。
男性も女性も、もう一度、着物に袖を通す事を思い描ける時代になって欲しいと思います。
ゆるやかに時の流れを感じられる日常が無いと、着物の出番は来ないのかも知れません。
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