足利フラワーパーク:4人の弥次喜多(3)
栗田美術館の、坂道の途中からはフラワーパークが望め、薄紫の藤の花を垣間見る事ができました。
やはり、藤の花も見に行く事に決めました。
私たちが行った日は、大人1100円でした。
ライトアップを施した夜の入場料は、もう少し高めです。
有名な大藤は咲き始めたばかりで、あの圧倒するような藤すだれは、見ることができません。
「満開になったら、こんなにのんびり見て歩く事は出来ないでしょうから、ちょうど良いわね。」
ゆるゆる歩き、花の前で止まり、眺めてはまた歩く、、、
大きな池の上に、八橋を思わせるような渡りが作られ、満開になった藤を眺められるように設えてありました。
「大藤が咲いたら、見事でしょうね!」
その時、浅さんの頭のすぐ上で、男の人が大きなくしゃみをしました。
浅さんが飛び上がりました。
「びっくりした~!」
奥さんらしい人と一緒でしたが、何も言わず私たちのリアクションには答えもせずに、夫婦二人でうっすらと笑ったままでした。
その光景に、ヨウさんが嵌ってしまいました。
笑いが止まらないのです。
箸が転がっても、可笑しい時期はとっくに過ぎているのに、しばらく笑い続けていました。
帰えりに、お目当てにしていた有名な最中を買いましたが、最中は日持ちがしません。
私は、一緒に来れなかった、他の染色仲間のために栞を買い求めました。
4人で買った仲間へのお土産には、お干菓子を選ぶ外ありませんでした。
順調に予定通りに、4時少し前の電車で帰る事になりました。
栃木・群馬・埼玉と三県を通っての帰り道です。
途中で、車内アナウンスを聞いた浅さんが、「トッテ?」
ハチマキさんも、「トッテって聞こえましたね。」
私とヨウさんが、「幸手」と教えましたが、私以外三人とも東北出身者で、浅さんとハチマキさんは北東北出身ですから仕方がありません。
幸手を知らなかった訳ではありませんし、そう聞こえてしまっただけなのです。
八丁堀まで戻り、浅さんとハチマキさんは通勤快速でお帰りとなりました。
私とヨウさんは、その3分後に出る快速を待ちました。
私が出がけに持って行った、時刻表やHPのプリントを全部持って、浅さんは満足げに通勤快速でお帰りです。
4人がパートーナーを替えながら、弥次さんと喜多さんを演じていた11時間が終わりました。
一人では味わえない、可笑しさの詰まった足利行きとなりました。
あ~つかれたぁ~
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