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足利栗田美術館:4人の弥次喜多(2)

両毛線富田駅で、駅員さんがくれた栗田美術館の地図と割引券を手に歩き出しました。

(栗田美術館の割引券は、HPからも入手できます)

雨が降ったり止んだりという予報通りに、駅を出ると間もなく降り出し、美術館の受付を抜けると、もう傘は必要なくなっていました。

左手の坂を登り、先ずは腹ごしらえと決めた山荘で、食事をとる事にしました。

古い民家を、そのまま食事処にしたようなお店の中は、煤で真っ黒な天井や梁で、時代を超えた空間になっていました。

飾られた古い絵馬は暗くてよく見えません。

注文を聞いてから作る為に、待つ時間が長く、ゴールデンウィークは大変でしょうか?、、、?

この日、私たち4人ともう一組がいるだけで、静かな佇まいを破るものは何もありません。

Dscf2716 三〇〇〇坪の敷地の中の、木々の香りが私たちを包みます。山荘の松の木は松のにおいをさせて、深呼吸をする肺の中に、すう~と入り込んできました。

紛れもない癒しの空間です。

美術館の、骨董の伊万里や鍋島は、人影もまばらな部屋にありました。

ゆっくりと鑑賞に浸っていると、ヨウさんと浅さんと一緒になりました。

焼き物に目のないヨウさんが、「お金持だったのねえ、こんなに沢山買っちゃって。」

(あ~、そう感じてるのね)

浅さんが「そのお零れを、私たちが頂いている。」

「そう、そう」相槌を打ったら

「そこへ、私たちがお金を落としてゆく」

すぐに、次の波に浚われた私の相槌でした。

雨は、すっかり止んでいました。

ショップでは、焼き物好きのヨウさんが、パンフを一冊買っただけに止まりました。Photo

次の目的地に向かうために、美術館には二時間だけ滞在しました。

敷地内のアメリカハナミズキが、木々の緑に対抗しているようでした。

この花は美術館だけでなく、途中の車窓からも沢山見ることができました。

起伏のある敷地内では、急な坂道に息が切れそうっだたり、長い下り坂は木々を眺めながら歩いたりと、ゆったり流れる清々しい空間を意識したところでした。

3月、カタクリの花が咲く時期に、もう一度、季節を代えて訪れたいと思います。(つづく)

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