結婚式&お色直しの原点
秋の結婚シーズンがやってきました。
6月の花嫁となった姪に続いて、もう一人の姪が8日に結婚式と披露宴を行います。姪達は共に26歳で、今一番美しい時かも知れません。
こんな時に思いつきましたので、結婚式そして結婚披露宴また花嫁衣裳について書いてみる事にします。
結婚式は、晴れの日です。花嫁衣裳は、あらゆる着物の中で最も豪華 です。女性の人生の中で、一番の晴れの日が結婚式なのです。
晴れの日(祭り事)の結婚式には、衣服を改めて祭に参加します。
祭事(晴れ)には、日本の場合必ずそこには神仏が介入します。
神を崇め、仏の加護を願うのが祭の行事です。この時私達は、衣服を改め祭事に参加し、日常(褻)の中のけじめをつけるのです。
要するに、晴れの日に着るものが<晴れ着>と言われる所以なのです。
結婚式は、花嫁が一人の大人となり神に仕える日が来たと言う意味があるのだそうです。どこの国でも、必ずと言って良いほど神が二人の報告を受けます。
花嫁衣裳について;
昔天皇が神であった時代に、身の回りの世話をする女性は髪に白い布をまいていました。<角隠し>はこの白い布から来ていると言う説があるようです。
結婚式は、女性だけが一番神に近くなる日です。ですから、一番飾り立てなければならず、男性はそれを見守り保護し、生活の安定を図る約束をしなければならないのです。そんな意味合いがあって、礼装で出席するのだそうです。
この時の花嫁衣裳の<白無垢>は、相手の家庭のどんな色にも染まります。と言われていますが、神に対して純真無垢になると言う誓いと取る方が、自然だとする見方があります。
<白無垢>と言うのは、日本の伝統的な格式の高い装いなのです。
花嫁が身に付ける懐剣、筥迫、末広にも夫々に大切な意味があります。
が、そろそろお色直しについて書くことにします。
お色直しは、神の女が俗人に戻る儀式です。
神に仕えた時の、真っ白な白無垢から色物の着物に着替えるので<色直し>と言う言葉が残ったようです。
披露宴に出席する人々も色物の着物を着、花嫁も普段に戻ったので色物を着ます。
新郎は、染め抜き五つ紋付黒紋服に袴と決まっています。
例えば、黒羽二重の五つ紋付に仙台平の袴、白の半襟、羽織には白い丸組紐、白足袋、白い鼻緒の雪駄で正装します。
出席者は、花嫁花婿の意を汲んだ衣服で祝福してあげる事が一番ですね。
結婚を控えている皆さん、幸せになって下さいね!
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 男の着物(2007.11.27)
- 大相撲の親方になる資格は?(2008.02.09)
- 可愛いクリスマスのイルミネーション&真冬にぞっとするようなライトアップ(2007.12.25)
- 馬喰町問屋街(2)ー帯解き用の帯小物の調達ー(2007.09.28)
- 七五三の日の母親の装い(その2)(2007.10.09)
「日常」カテゴリの記事
- 梅雨の晴れ間に(2008.06.25)
- 男の着物(2007.11.27)
- 優しい水色のランドセル(2008.01.28)
- 雪の中のタイ戦ーJEF巻選手の気迫(2008.02.06)
- 雪のなごり(2008.02.05)
「着物」カテゴリの記事
- 男の着物(2007.11.27)
- 雨模様の七五三(2007.11.12)
- 着物の手入れ(2007.11.16)
- 馬喰町問屋街(2)ー帯解き用の帯小物の調達ー(2007.09.28)
- 七五三の日の母親の装い(その2)(2007.10.09)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/120520/8220886
この記事へのトラックバック一覧です: 結婚式&お色直しの原点:

コメント
なのはなさん
着物に詳しくしかもサッカーが好き。何とも凄い頭の持ち主ですね。 私は野球は少しかじった。スタジアムのグランドに立った快感は忘れられない。ベンチから見る球場も素晴らしい。
なのはなさんはスタジアムのグランドに立たれたことありますか?
歌手はスポットライトが忘れられないとのことですが。
一度、グランドに降りて見てください。試合前の無人のスタジアムでもそれは感激すると思います。
研ぎ澄まされた着物と研ぎ澄まされた野球はあうと思いましたが、研ぎ澄まされた着物と荒々しいサッカーもあうのかもしれませんね。
投稿 Haruka | 2007年10月 4日 (木) 07時17分
Haruka様
野球スタジアムのグランドに立たれた経験がお有りなんですね。凄いですね。
私は野球も好きな方だと思いますが、サッカーのスピード感にはかないません。
野球は、甲子園に応援に行ったことが有ります。プロ野球選手や解説者には高校の後輩が何人かいます。
プロスポーツ選手の身体力には、驚きをもってしまいます。
素晴らしいと思います。
投稿 なのはな | 2007年10月 4日 (木) 23時34分
なのはなさん。HIROです。
なのはなさんのご家庭では伝統を重んじながらご家族のみなさまで挙式を迎える、なんと素晴らしいことでしょうか。
なのはなさんの風習や文化を大事にするお気持ちは末永く失わないように暖めてくださるよう願っています。
手元にある数多くの挙式の写真を見ると、新郎は羽織に袴、新婦は打ち掛け。いつの間にか新郎はモーニングで新婦は内掛け。至極当たり前に変遷しました。でも日本の伝統文化は脈々と流れていました。
時は流れて、新郎はさておいて、新婦は純白のウエディングドレスになりました。そして、二人の誓いは教会でやるようになってしまいました。このようになった背景にはホテル業界や旅行業界などが進出したからでしょう。
そう言えば息子夫婦は全て一切、自分たちで決めてしまい、親がアドバイスすることもなくその日を迎えてしまいました。もちろん、新婦はウエディングドレスでした。
投稿 HIRO | 2007年10月 7日 (日) 09時21分
HIRO様
結婚式&お色直しの原点を書きましたが、決して我が家が古式ゆかしい伝統に従ってやっている訳ではありません。原点を知っていて時代の流れの中で変遷してゆくのが文化だと思っています。
原点を知っていれば、いろいろ惑わされた時に素の自分に戻れるのではないかと思います。
我が家の子供達の結婚式も、子供本人に任せました。
結婚が自分たちの意思であるように、結婚式も親掛かりではしませんでした。それが、独立心の現われであると思ってもいましたので。
それで良いのではないでしょうか。HIROさんの御子様方もきっと素敵な方達なのでしょうね。そう感じました。
投稿 なのはな | 2007年10月 8日 (月) 22時01分